日本電信電話株式会社

環境負荷ゼロに貢献するための技術検証環境確立に向けて

導入のきっかけ

直流での電力融通を検証するための実験設備を構築したい

当研究所では、再生可能エネルギーの効果的な流通やレジリエンス強化を目的としたエネルギー流通基盤技術※の研究開発を進めており、その技術検証のための実験設備を新たに当社敷地内に構築することになりました。実験設備は、太陽光発電装置、蓄電池、EV充放電器などの分散電源と負荷設備との間で直流380Vの電力を自在に融通するシステムを目指したため、複雑な制御および計測をはじめ、研究者が安全に実験でき、直流電気安全に十分に配慮した分電盤を導入する必要がありました。また、各種電源設備や負荷設備をコンテナ内に収容する設計としていたことから、限られた盤設置スペースの制約下で、必要な分岐ポスト数や計測器、安全機構などを盤内に収容することも課題でした。

※エネルギー流通基盤技術についてはこちらをご参照ください。

導入してよかった点

電気安全を考慮したコンパクトな盤によって実験設備を構築できました

中央製作所様には、直流給電における盤設計・開発のノウハウを盛り込んだ直流分電盤を納めていただきました。電気安全の観点では、盤内の各所に細かな配慮をいただきました。一例としては、充電部の非露出化、過電圧・過電流発生時の安全機構を実装しており、計測器類やランプなども盤扉にモニタ用の窓を複数取り付けるなど、研究者が容易に状態確認できるよう多くの工夫をしていただきました。高度な要求仕様でしたが、高い電気設計技術と、自社で個別に板金加工ができる中央製作所様だから実現いただけたものと感じています。


また、中央製作所様独自の配線設計により、必要な分岐ポスト数を確保したコンパクトな盤を製作いただきました。一般的には煩雑な配線になってしまいますが、内部ハーネスは見た目にも綺麗な構造で大変驚きました。
この盤のおかげで、太陽光発電装置と蓄電池、EV充放電器などの複数電源を共通バスで接続した実験設備をコンテナ内に構築することができました。

ご担当者様のコメント

カーボンニュートラルの実現に向けて

NTT宇宙環境エネルギー研究所 林俊宏様、田中憲光様

中央製作所様は、これまで当研究所とともに直流電気安全技術を盛り込んだ分電盤を過去に開発・製品化した実績がありましたので、本件も安心してお任せすることができました。本件は技術検証を目的としていたため、これまでの製品にはない要件が多くありましたが、その要件に対しても丁寧にご対応いただき、大変感謝しております。


今回構築した実験設備を用いた技術検証を通じて、エネルギー流通基盤技術を確立することで、再生可能エネルギーの導入促進、ひいてはカーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。

日本電信電話株式会社

導入先の施設

名前

武蔵野研究開発センター

地域

東京都 武蔵野市

敷地面積

123,560.75㎡

この事例に活用された製品

コンテナ型実験設備用直流分電盤

コンテナ内の限られたスペースに対応するため、マルチメーターやサーキットプロテクター、ヒューズ・端子台等を高密度に搭載した直流分電盤です。
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