
製品情報
遠隔投入遮断受電部
電気通信事業者向け製品 : FFTU
ヒューズポストの運用状態を把握でき、ネットワークセンターなどの遠隔地から電源の投入/遮断ができるラックマウント分電盤です。
製品の特長
遠隔地からの電源の投入/遮断を可能にします
遠隔地から電源の投入/遮断操作を行えるため、従来のように電源投入時に電源投入担当者を現地へ派遣する必要がなくなります。離島や山間部、無人ビル等でのインフラ構築や設備管理を効率的にでき、現地対応の省力化や技術者不足への対策に貢献します。また、ジャンパーで入力系統数・分岐数を調整できるので、製品導入後に上位装置や負荷装置に変更が生じても本製品を継続して使用できます。製品を破棄せず再利用できるので、環境にも配慮した運用が可能です。
制御回路の電源喪失時も主回路に影響を与えることなく運用できます
主回路基板と制御回路基板がそれぞれ独立した基板なので、制御回路に異常が生じた場合も主回路の運用を止めることなく交換できます。制御回路の交換によって発生する影響を最小限に抑え、給電系の高い信頼性や可用性を実現します。それぞれの基板は専用治具を使用して取り外すことができ、交換も容易です。また、主回路基板および制御回路基板は予備用品として製品納入後にご提供することもできます。
遠隔制御のLED表示灯で安全かつ効率的な作業を実現します
作業対象となるポストのLED表示を操作することで、現地の作業者に遠隔地から正確に指示を出すことができます。またLED表示灯の点灯で作業状態を確認できるため、作業時の誤切断防止や危険作業の低減にも貢献。本製品を導入していただくことで、コスト低減および安全な機器運用を実現できます。
運用
基本構成
信号変換器1台あたりの受電部の最大接続数は31台。
信号変換器以下の配線は、LANケーブルを使用。(CAT5、ストレート全結線)
使用方法
スイッチレバー
主回路の電源投入と遮断が可能。電源の投入と遮断は手動および遠隔にて操作可能。
ロータリーコードスイッチ
過電流遮断の設定値を変更可能。設定値[A]は5/7.5/10/15/20/30/40/50。
電圧測定端子
ヒューズの入力電圧測定用端子。適合径φ2.0mm。
テストスイッチ
スイッチを押下し表示灯を強制点灯させることで、回路表示の正常性を確認可能。
LED表示灯
各種運用状態を表示。
※本製品は、付属品を含め改良のため予告なく製品の全部または一部を変更することがありますのであらかじめご了承ください。
仕様
遠隔投入遮断受電部
対応電源 | DC-48V |
---|---|
上位容量 | 50A |
容量 |
50AF ※ロータリーコードスイッチ使用により、遮断電流の変更可能 |
分岐数 |
1入力あたり最大12ポスト ※ジャンパー使用により、入力系統数・分岐数の変更可能 |
プロトコル | Modbus RTU |
端子台 | スプリング式(入力最大38sq、出力最大14sq接続対応) |
外形寸法 |
W482.6×H132.65×D498.0(3U) ※19インチラックに搭載する場合、盤上部1U・盤下部2Uのスペースが必要 |